「度を越すな…私が最終承認」…文前大統領、西海事件に正面突破
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.12.02 09:27
文在寅(ムン・ジェイン)前大統領が検察の「西海(ソヘ)公務員襲撃事件」(西海事件)の捜査に対して1日、「深い懸念を表明する。どうか度を越さないことを願う」と述べた。西海事件に関連して文前大統領が公式立場を示したのは今回が初めて。
声明は、検察が先月29日、徐薫(ソ・フン)前国家安保室長に対して拘束令状を請求してから2日後に出た。拘束前の被疑者尋問(令状実質審査)は2日に予定されている。徐前室長は2020年9月22日午後9時40分、海洋水産部公務員だった故イ・デジュンさんが北朝鮮軍に殺害されると、翌日だった23日午前1時、関係長官会議を主宰した席で「自主越北」で事件を整理し、機密情報を削除するように指示した疑い(職権乱用)などが持たれている。文前大統領は9月22日午後6時36分書面報告、翌日午前8時30分対面報告の間に報告を受けなかったため、検察は文前大統領が疑惑に関与しなかったと暫定結論を下した。