「このような心臓病は初めて」真っ青な顔のウガンダ少女「韓国の奇跡」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.11.29 10:55
「心臓が痛い子たちをたくさん見ましたが、一番ひどかったです」
国際救護開発機構「Mentoris」で活動するキム・ヨンミさん(56)は今年6月、「WhatsAppメッセージを受けて驚いた」と話した。発信者はウガンダのカンパラで国際救護の仕事をしてきた大学生トラスト・ムギシャさんだった。メッセージに添付された写真と映像には、肌が真っ青になった少女が息を切らしている姿が写されていた。トラスト・ムギシャさんは「生まれた時から心臓が痛い子どもだが、治療を受けられずにいる。地元教会が話を聞いて助ける方法を探しているが、難しい状況」と訴えた。
少女の名前はテンドー(4)ちゃん。ウガンダ語で「幸せ」という意味だ。2018年6月、ウガンダのワキソで長い陣痛の末に生まれた末娘がいつも幸せであることを願い、母親が付けた名前だという。テンドーちゃんは生まれた時から心臓が痛かった。奇形心臓から始まったファロ-四徴症(Tetralogyh of Fallot)が原因だった。肺に届く血液が減り血液内の酸素が不足し、唇や指などが青く見える青色症が現れた。息切れが続いて日常生活がちゃんとできなかった。何より3歳前に治療しないと低酸素症、血栓症、脳膿瘍などの合併症で死亡する確率が高かった。