【韓半島平和ウォッチ】「強制徴用」性急な成果より国内の説得に目を向けるべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.11.29 09:46
◇韓日国交正常化60周年のロードマップ
韓日首脳が13日、カンボジア・プノンペンで会談を行った。2019年12月以来、約3年ぶりに開かれた正式な首脳会談だ。会談後、大統領室は報道資料を出し、「両首脳が両国間の懸案に関して外交当局間で活発な意志疎通が行われていることを評価し、早急な解決に向けて引き続き協議していくことにした」と述べた。同会談で懸案の徴用問題について具体的な成果を出すことはできなかったが、大統領室は両国の実務陣の間で徴用問題の解決策が1~2案に絞られており、これによって両国首脳は問題を迅速に解決していこうということで意気投合したと説明した。
5月の発足以来、韓日関係改善のための尹錫悦(ユン・ソクヨル)政府の不断の努力が終着点に達したという希望が垣間見えた。今年が終わる前に「徴用者合意」が発表されるような印象を受けた。明らかに、徴用問題は解決の敷居に迫っている。しかし、敷居越しに現れた門が「天国の門」なのか「地獄の門」なのかは予断し難い。2015年12月の慰安婦合意の悪夢がなかなか脳裏を離れないためだ。