【中央時評】米中の間の韓国、選択の時間は過ぎた
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.11.22 08:07
ウクライナ戦争が始まってロシアが核使用の脅迫をしたのに続き、北朝鮮も先制核使用を法制化した。人類の生存がかかる全地球的な脅威、すなわちグローバル生存的脅威(Existential Global Threats)が話題になっている状況だ。ウクライナ戦争の勝者が誰になるかも重要だが、根本的には戦争の性格をどう規定するかが重要だ。
ロシアはウクライナ戦争をこの地域内のロシア語使用住民のための解放戦争だと主張する。しかし現代ロシア帝国の最後の植民地に対する侵攻にすぎないという批判的な視点がある。比較経済学の大家、米バークレー大のジラルド・ローラン教授の見解が代表的な例だ。
ローラン教授は今の複雑な国際情勢を分析するために帝国(Empire)、国民国家(Nation State)、民主主義という3つの概念枠を提示した。ローラン教授は国際法を無視して力による現状変更を推進する中国とロシアを21世紀の帝国と規定し、中長期的に帝国は衰退すると見なした。その代わり超国家的な機構を作って帝国に対抗する中小規模の民主主義国家の多国間連帯が力を得ると予想した。