「外交自律性失いつつある」ウクライナ戦9カ月、韓国が直面する3つの挑戦
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.11.21 10:53
2月に勃発したロシアとウクライナの戦争は韓国にどんな影響を及ぼしているか。9カ月近く続いた戦争で世界秩序が変化し、韓国外交が3つの挑戦に直面したという分析が出てきた。18~19日にソウル市内のホテルで韓国ユーラシア学会と韓神(ハンシン)大学ユーラシア研究所が共同主催した「ウクライナ戦争と世界:国、地域、国際秩序」を主題にした国際学術会議でだ。
この日提案を務めた韓国外国語大学ロシア語科のチェ・ソンフン教授は「ロシアとウクライナの戦争は世界秩序変化の本格的な信号弾」と強調した。「中国の経済的地位が高まり、米国式自由主義国際秩序の衰退で一極体制が死亡宣告を受けた中で気候危機とパンデミックが覇権不可能の時代を開いた」と主張しながらだ。「ロシアとウクライナの戦争は一極体制維持のため覇権国の出現を阻止しようとする米国と、多極体制形成に向け覇権国になろうとするロシアが衝突したもの」というのがチェ教授の分析だ。