ワシントン専門家「北ICBMは韓米同盟を無力化するためのもの、米国に変化ない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.11.21 08:45
米国本土を脅かす北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)試験発射を巡り、ワシントンでは米国の核の傘に対する信頼に揺さぶりをかけて韓米同盟を引き裂こうとする北朝鮮の究極的目標の重要な一段階という評価が出ている。加えて北朝鮮が7回目の核実験に出るという見通しが一段と力を増している。最近、米中首脳会談で核使用に反対意思を明らかにした中国が態度変化を見せる可能性もあるのではないかとの期待も出ている。
スティムソン・センターのロバート・マニング上級研究員は「ICBMの面で北朝鮮は米国や中国、ロシアよりもはるかに遅れている」としながら「火星17型の能力を完ぺきに引き上げるのが今回の試験発射の主な目的」と判断した。米国の核の傘に対する韓国の信頼を揺さぶるなど政治的効果は副次的なボーナスだとした。だがバイデン政府は「偽りの危機を助長した後、米国の譲歩を引き出そうとする北朝鮮の戦略には巻き込まれない」とコメントした。