【ナウ・イン・ジャパン】尹大統領との会談でも力入れた…岸田首相「インド太平洋戦略」に全力(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.11.21 07:41
バイデン政権も2月に新たなインド太平洋戦略を発表しながら韓日米協力など同盟・友好国との共助を強化し中国の影響力拡大と現状変更の試みを抑制すると発表した。尖閣諸島(中国名・釣魚島)など東シナ海などで広がる中国の軍事的挑発などで中国に対する警戒心が高まり日本のインド太平洋戦略もやはり米国と一体化する側に変化する傾向だ。
FOIPの中心にはインド太平洋戦略の当事者である米国、インド、オーストラリア、日本が参加する多国間安全保障の枠組みであるクアッドがある。2007年に安倍元首相の提案で初めて作られたクアッドはしばらく中断された後、2017年にFOIP構想とともに復活した。特に2020年8月に開かれた米国・インド戦略的パートナーシップフォーラムで当時のビーガン米国務長官がクアッドを北大西洋条約機構(NATO)のような多国間安保同盟として正式な機関にするという意向を明らかにし存在感が大きくなった。
◇「欧州など幅広いパートナーと協力」