サウジアラビア皇太子、尹大統領官邸の初の外賓…「韓国との協力を画期的に強化」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.11.18 07:52
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は訪韓したムハンマド・ビン・サルマン皇太子と17日午前11時40分から2時間30分間、漢南洞(ハンナムドン)の官邸で会談と午餐会を行った。高官級拡大会談と単独会談はそれぞれ約40分、午餐会は1時間10分間行われた。
尹大統領は拡大会談で「サウジはわが国の中東地域最大の交易パートナーであり、海外建設パートナー国としてわが国の経済・エネルギー安全保障の核心パートナー」として「サルマン皇太子が主導する『ビジョン2030』を通じてサウジが新しい未来を開いている今が両国関係を新しい段階に跳躍させる適期」と述べた。これを受け、サルマン皇太子も「国交正常化以来、韓国企業がサウジの国家インフラの発展に大きく貢献した」として「この過程で蓄積された信頼を土台に、サウジアラビアの『ビジョン2030』の実現に向けて韓国との協力を画期的に強化していくことを希望する」と話した。
特に、サルマン皇太子はエネルギー分野では水素エネルギー開発、炭素収集技術、小型モジュール炉(SMR)の開発と原発人材の育成に関する協力を、防衛産業分野ではサウジ国防の力量強化に向けた協力を希望したと、大統領室は伝えた。双方は今回の会談を機に両国関係を「未来志向的な戦略パートナー関係」に発展させるための「戦略パートナーシップ委員会」を新設することで合意した。