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FTX破産に気をもむ投資家…韓国人が最も多いか

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.11.16 08:19
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破綻した暗号資産取引所FTXの利用者のうち韓国人の割合が最も高いという海外業者の分析が出てきた。個人投資家の投資金回収は容易ではない見通しだ。

ウェブサイト分析業者のアースウェブが8月基準でFTX取引所にアクセスした利用者の国籍を分類した結果、韓国が6.21%で最も多かった。次いでシンガポールが5.26%、ドイツが4.2%、ロシアが3.66%、日本が3.56%などの順だった。

 
また別のウェブサイト分析業者シミラーウェブは8~10月にFTXサイトで発生したトラフィックのうち韓国が6.01%で2位を占めたと明らかにした。日本が7.01%で最も多く、ドイツが5.38%、とシンガポールが4.95%などとなった。米国人はFTX.USを利用するためアースウェブとシミラーウェブの調査には含まれていない。

モバイルデータ分析業者IGSワークスによると、7日基準でFTXモバイルアプリの1日当たり韓国人利用者数は約8300人だ。業界ではこれを根拠にパソコンでの利用者まで合わせ1日に1万人を超える韓国人がアクセスしていると推定する。

FTX取引所から投資金を引き出せなかった韓国人被害者も出ている。15日に中央日報と通話した投資家のAさんは「FTXだけで取引に対応する暗号資産や派生商品があり利用したが、大手取引所で突然出金できなくなるとは思わなかった」と話した。

ネット配信者のBさんも12日の個人配信で「FTXの破産申請で合計10万ドル(約1400万円)を引き出せなくなった」と話した。

これに対してある暗号資産取引所関係者は「ほとんどが海外の相場照会のためアクセスした可能性が大きい」と話した。続けて「海外取引所と国内取引所の相場差益、いわゆるキムチプレミアムを得るために保有した暗号資産の一部を海外取引所の電子ウォレットに保管する需要もあると理解している」と付け加えた。

FTXの破産手続きが進んでいるが個人投資家の投資金回収ははっきりしない。FTXが裁判所に提出した破産申請書によると、負債規模は最大500億ドルに達する。ブルームバーグは14日、「大手投資会社のソフトバンクまでFTXに投資した1億ドルを全額損失処理した」と報道した。

ウォール・ストリート・ジャーナルは14日、「米ニューヨークのマンハッタン地検がFTXと問題の震源地であるアラメダ・リサーチ、FTX創業者のサム・バンクマンフリード氏ら関係者に対する捜査に着手した」と報道した。

世界最大の暗号資産取引所であるバイナンスのチャンポン・ジャオ最高経営責任者(CEO)は14日、ツイッターで「FTX破綻が一部業者に連鎖的な影響を与えるとみられるが、時間が過ぎるにつれその影響は減るだろう」との見方を示した。

5日午前に2万1000ドルを上回っていたビットコイン価格はFTXの破産申請前日の10日には1万5840ドルまで急落し、15日には午後3時基準1万6600ドル水準で推移している。

フィナンシャル・タイムズによると、ニューヨーク証券取引所に上場されたコインベースをはじめとする複数の暗号資産取引所は利用者に十分な準備金を保有していると知らせている。追加の暗号資産引き出しが発生するのを防ぐためだ。同紙は「世界最大ステーブルコインのテザーは10~13日に約30億ドルの払い戻しが発生するなど暗号資産市場で多くの利用者が資金を引き出している」と伝えた。

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    FTX破産に気をもむ投資家…韓国人が最も多いか

    2022.11.16 08:19
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    14日、FTXのホームページ上段に「出金は不可能だ」という公示が書かれている。世界3大暗号資産取引所の1社であるFTXは11日に破産を申請した。[写真 FTXホームページ]
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