【韓半島平和ウォッチ】北核対応カードに原子力潜水艦の開発を(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.11.15 11:44
北朝鮮が休戦以降、初めて北方限界線(NLL)南側にミサイルを発射し、全国が激憤している。筆者は韓国軍合同参謀本部議長だった当時、似た事例を経験した。当時、延坪島(ヨンピョンド)砲撃挑発事件で緊張が高まった状況で、北朝鮮は西海(ソヘ、黄海)でNLL南側に大量の砲撃をしてきた。韓国は直ちにNLL北側のさらに遠い距離に10倍近い対応射撃をした。南北間の緊張が大きく高まり、停戦管理責任を負うスカパロッティ国連軍司令官兼韓米連合司令官から比例性に背くという強い抗議を受けた。しかし北朝鮮の悪いクセを直すためにはそうするしかないと主張し、断固対応した。
現在の南北間のチキンゲームは北朝鮮の7回目の核実験を防ぐための駆け引きだ。絶対に押されてはいけない。北朝鮮は戦術核を確保する瞬間、自由自在に核兵器を利用して威嚇と挑発をするだろう。戦術核の開発を防ぐものの、最悪の場合、核を使用できないよう実質的な抑止力を確保しなければならない。韓米間の多様な抑止案に追加し、韓国独自の能力と意志で施行できるカードが強く要求される。