岸田首相、李克強首相の前で「中国、東シナ海で日本の主権侵害」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.11.15 08:58
岸田文雄首相が13日、カンボジア・プノンペンで開かれた第17回東アジア首脳会議(EAS)で中国を直接名指しし、「東シナ海で日本の主権を侵害している」と強く批判した。中国の代表が参加した多国間会議で日本首相が国家名まで言及し、批判メッセージを出したのは異例的で、14日のバイデン政権発足後初の米中対面首脳会談を前に、確固たる「米国側」であることを示したのではないかという見方が出ている。同日の会議にはバイデン米大統領、李克強中国首相、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相が出席した。
14日、日本メディアによると、岸田首相は会議で「東シナ海で日本の主権を侵害する中国の活動が強化され続けており、南シナ海でも軍事化や威圧的な活動など、地域の緊張を高める行為が依然続いている」と述べた。また、今年8月に中国軍が発射した弾道ミサイルの一部が日本の排他的経済水域(EEZ)内に着弾したことに触れ、「台湾海峡の平和と安定も地域の安全保障に直結する重要な問題だ」と指摘した。さらに、香港情勢と新疆ウイグル自治区の人権状況に対する懸念も表明したと、日本メディアが報じた。