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韓国野党代表の最側近、金を受け取った容疑で起訴…「李在明大統領選挙戦資金」明示(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.11.09 07:34
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韓国野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表の最側近であり民主研究院副院長の金湧(キム・ヨン)氏(56)が大庄洞(テジャンドン)関係者から不法に選挙資金を受け取った容疑で拘束起訴された。野党大統領選候補の側近が不法選挙資金容疑で起訴されたのは2003年選挙資金事件以降、19年ぶりとなる。検察は控訴状に「金副院長が李在明当時候補の第20代大統領選挙予備選準備のためにお金を受け取った」とし、李代表の名前を明示した。

ソウル中央地検反腐敗捜査3部は8日、金副院長を昨年の民主党大統領選挙の予備選過程でユ・ドンギュ元城南(ソンナム)都市開発公社企画本部長(53)、チョン・ミンヨン元城南道路公団戦略事業室長(48・弁護士)と共謀して大庄洞民間事業者の南旭(ナム・ウク)弁護士(49・天火同人4号)から不法選挙資金8億4700万ウォン(8950万円)を受け取った容疑(政治資金不正収受)で起訴した。検察によると、金副院長が以前からユ元本部長、チョン弁護士、南弁護士と大庄洞開発過程で癒着関係を築き、金品の提供や選挙支援にともなう事業上の優遇をやりとりしたという内容が控訴状に明示された。検察は「チョン・ジンサン(民主党代表室政務調整室長)・金湧・ユ・ドンギュは兄弟のように付き合い、大庄洞開発過程で3人が(情報を)共有して民間事業者などと癒着した」と判断した。

 
控訴状には金副院長が昨年2月に李代表の予備選を準備していた当時、ユ元本部長に「光州(クァンジュ)の方を回っている」として選挙資金として20億ウォンを要求したという内容が含まれた。続いて同年4~8月、ユ元本部長、チョン弁護士と共謀して南弁護士から4回にわたって8億4700万ウォンを受け取ったという内容が主要犯罪事実として記述された。金副院長は当時李代表の予備選キャンプ総括副本部長として組織と財政を担当した。

検察は金副院長がユ元本部長から実際に3回にわたって6億ウォンを伝達されたと把握したが、金湧、ユ・ドンギュ、チョン・ミンヨン3人を共犯とみて8億4700万ウォン全額を受け取った容疑で一緒に起訴した。南旭弁護士は不法政治資金提供容疑で起訴された。

金副院長はコメントを出して「検察の控訴状内容は小説にすぎない」とし「もっと言えば、大庄洞の共犯に仕立て上げようと創作小説を書いている。検察の創作小説を絶筆させ、必ず真実を明らかにする」と反論した。金副院長側は物証もなく無理やり起訴をしたとし、公訴事実を全面的に否定しているが、検察は南弁護士側が資金の伝達過程をまとめたメモと資金運搬に使われたとみられるカバン、資金が伝達された場所の駐車場出入り記録などを確保したと伝えられた。

検察は資金伝達場所として水原市(スウォンシ)の京畿(キョンギ)道庁付近とフォレーナ光教(クァンギョ)付近の路上、城南市板橋(パンギョ)駅付近のユウォン・ホールディングス事務室などを特定した。検察は李代表も金副院長の不法選挙資金の収受を知っていたかどうかや資金の具体的な使い道などを追加で捜査している。検察関係者は「控訴状に李在明代表やチョン・ジンサン室長の共謀関係は含めていない」と話した。また「政治資金不正収受罪は政治資金用途として受け取れば(成立)するものであり、必ず使用しなければならないということではない」とし「政治資金として受け取った経緯や過程を控訴状に詳細に指摘した」と説明した。

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