【コラム】日本映画界も「#MeToo」ブーム、韓国女性の運動に刺激を受けたか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.11.08 09:34
秋は映画のイベントが多い。おかげでビザなし入国が可能になった日本からも、多くの映画関係者が韓国を訪れている。私が最近参加したイベントの一つは坡州(パジュ)で開かれた「出版都市映画交流フォーラム」だ。2日にわたる行事で、初日は「新型コロナ前後の韓国・日本・中国の映画動向」というテーマで韓中日各国の専門家の発表があり、2日目は日本映画と中国映画を上映した。
日本からは李鳳宇(リ・ボンウ)代表が参加した。李代表は現在、映画会社「スモモ」の代表だが、以前は映画会社「シネカノン」代表として知られていた映画プロデューサーだ。京都生まれの在日コリアンで、私が個人的に最も影響を受けた映画人でもある。韓国映画『風の丘を超えて/西便制(ソピョンジェ)』(1993)、『シュリ』(1999)、『JSA』(2000)を日本で配給し、日本国内の韓流ブームを作り、プロデューサーとしては在日コリアンを描いた名作『月はどっちに出ている』(1993)、『パッチギ!』(2005)を制作し、日本国内で多くの映画賞を受賞した。