「物価との戦争」長期戦になるか…韓国銀行、2回連続0.5%利上げの見通し
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.11.03 12:02
物価との戦争が長期戦に突入する態勢だ。電気や都市ガスなど公共料金引き上げの影響で3カ月ぶりに物価上昇傾向が再び速まってだ。高強度の緊縮にも物価が押さえられず韓国銀行の苦心も深まることになった。景気低迷の懸念にも11月に再び政策金利の基準金利を0.5%引き上げるという見通しが大きくなっている。
統計庁が2日に発表した10月の消費者物価指数(CPI)は1年前より5.7%上昇した。物価上昇幅が大きくなっただけに細部の内容も悪かった。需要発の物価圧力が高まり物価上昇が長期間続く可能性が大きくなった。農産物と石油類を除いたコア物価が1年前より4.8%が上がり、9月の4.5%より上昇幅が大きくなった。2009年2月の5.2%以来の高水準だ。
韓国銀行は「広範囲な物価上昇が続いた」と評価した。5%台の高物価は当分続く可能性も大きい。韓国銀行の緊縮などで需要が減るのは肯定的だがウォン安で輸入物価が上がるなど物価を上げる要因も多いためだ。暖房需要が増加する冬季の原油価格が再び高騰する可能性もある。