アシアナ航空が梨泰院（イテウォン）圧死惨事の外国人死亡者遺族に航空券を支援する予定だ。

２日、航空業界によると、アシアナ航空は遺品整理などのために韓国を訪問する遺族に航空券を支援する意向を外交部に伝えた。



梨泰院惨事で死亡した外国人死亡者は２６人だ。イラン人５人、中国人４人、ロシア人４人、米国人と日本人それぞれ２人、フランス・オーストラリア・ノルウェー・オーストリア・ベトナム・タイ・カザフスタン・ウズベキスタン・スリランカ人それぞれ１人だ。

アシアナ航空は現在運航中の９カ国１４人の外国人死亡者遺族に往復航空券を支援する方針だ。９カ国は中国、米国、日本、フランス、オーストラリア、ベトナム、タイ、カザフスタン、ウズベキスタンなどだ。

一方、ロシア大使館は遺体の運搬費用を用意できず、困難に直面している自国民のために運搬費用を直接解決する方針だ。これに先立ち、梨泰院惨事による外国人死亡者パク・ユリアナさん（２５）の父が遺体の運搬費用を工面できず困っているというニュースが伝えられた後、ロシア大使館は遺体の運搬のために必要な書類をできるだけ早く発給し、遺体の運搬費用を業者と直接協議することにした。

俳優イ・ヨンエさんも韓国障害者福祉財団を通じて「経済的な困難で故国に帰れずにいるユリアナさんと家族を支援したい」という意向を伝えたと知られた。

外交部は、外国人犠牲者を対象にパクさんのような事例が発生しないように葬儀費を先に支給する方針などを関係省庁と話し合っている。また、外国人死亡者遺族の便宜のため、韓国入国手続きを最大限簡素化する措置を法務部などと協力して施行している。