【韓国梨泰院圧死事故】ハミルトンホテルだけが違法ではなかった…現場路地の17棟のうち正常な建物は3棟だけ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.11.02 09:05
転倒による圧死事故が起きた梨泰院(イテウォン)の路地周辺の建物の大部分が無断増築など関係法令に違反したことがあったり現在も違法状態であることが確認された。
中央日報が事故が起きた路地を中心にハミルトンホテルなど17棟の建物の建築物台帳を確認した結果、竜山(ヨンサン)区庁から改善命令を一度も受けていない正常な建物は3棟にすぎなかった。
特に事故が起きた路地に面しているハミルトンホテルの場合、本館とB棟、別館の建物3棟がいずれも違反建築物として建築物台帳に記録されている。ホテル客室とショッピングモールがある本館の場合、世界食べ物文化通り周辺の飲み屋のテラスを違法に増築した。建築物台帳によるとこのテラスは面積が17.4平方メートルで、軽量鉄骨とガラスで作られた。この違法建築物によって5メートルほどの道路幅が4メートルに減ることになった。コーヒーショップにまるごと賃貸したB棟の場合、建物前面部分49平方メートルが2017年に違法増築され、その後現在まで増築した状態を維持している。