【韓国梨泰院圧死事故】「ウサギの耳の男」に名指しされた男性「私ではない」…原因めぐり魔女狩り懸念される
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.11.01 15:53
156人が犠牲となった韓国梨泰院(イテウォン)圧死事件の原因をめぐり、一部ネット上ではいわゆる「ウサギの耳の男」探しが始まった。ハロウィンの扮装のためにウサギの耳のカチューシャをしていた男性を含む一行が後ろから押したという経験談や目撃談が広がり、事故当日の映像や写真の中のウサギ耳の男探しが始まっている。
だが、この過程で2次被害者が発生する場合や「魔女狩り」に発展しかねないという憂慮が出てきている。実際、ある男性はモザイクなしでネット上に自分の顔が公開されて被害を受けた。該当の男性Aさんは1日、インスタグラムを通じて「ウサギの耳のカチューシャはしていたが、事故当時、梨泰院から離れて合井(ハプチョン)に行った」と説明して事件当日の公共交通利用内訳の写真を掲載した。
Aさんは自分を狙った掲示物の写真とあわせて「私と友人がハロウィン事故の犯人として魔女狩りに遭っている」とし「ウサギの耳のカチューシャをしてその日梨泰院を訪れた事実に間違いはないが、事故当時、私と友人は梨泰院を離れた後だった」と説明した。該当掲示物にはAさんに対する悪口や人身攻撃性のコメントが次々と書き込まれた。Aさんは該当の掲示物にも直接コメントをして「友人1人と梨泰院に行ったが人があまりにも多すぎて10時前に梨泰院を離れた。証拠も十分にある」とし、掲示物を削除するよう要請した。