【韓国梨泰院圧死事故】教師になって初めてのお出かけだった…「死んで当然だ」と非難に二度泣いた遺族
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.10.31 09:12
特殊学校教師として6カ月間勤務していたクォンさん(25・女)も梨泰院事故の犠牲者の一人だった。今年2月、任用試験合格証を受け取ってから8カ月ぶりだ。クォンさんの遺族は30日、殯所で記者と会い、「一生勉強ばかりしていた子なのに…死んで当然だというネットユーザーの非難に胸が張り裂ける」と号泣した。
遺族によると、クォンさんは29日「友達と2人で遊んでくる」と家を出た後、午後10時以降家族と連絡が取れなかった。クォンさんの妹は午前0時ごろ、町内の地区隊を訪問して行方不明の通報をした。警察はクォンさんのスマートフォン位置追跡をした後「個人情報保護法のため、本来公開することはできるないが、最後の通信が切れたところが梨泰院だ」と伝えたという。ニュースで梨泰院圧死事件の速報が殺到していたごろだった。クォンさんの両親はすぐに梨泰院に駆けつけ、街を駆け巡りながら娘を探した。午前3時、家族はクォンさんの死亡通告を受け、目を閉じたクォンさんに病院で会った。
クォンさんは普段から気さくな性格で勉強ばかりする優等生だったという。お酒や遊興を楽しむ方でもなかった。クォンさんの妹は「姉が試験に合格したので友達と初めて市内に出かけると言った」として「どうしてこんな事故が起きたのかとてもあきれて悔しい」と話した。