「レゴランド問題」が触発した韓国債券市場の流動性悪化…政府が50兆ウォン以上投入へ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.10.25 09:36
「レゴランド問題」が触発した債券市場の流動性悪化に韓国政府が50兆ウォン以上を投入する。レゴランド問題は2050億ウォン規模の資産流動化企業手形(ABCP)に江原道(カンウォンド)が保証履行を拒否し不渡り処理された問題だ。これまで「自治体保証=超優良等級」と見なしてきた市場の「公式」が壊れ、短期資金市場だけでなく社債・国債市場まで急速に冷え込んだ。韓国政府が50兆ウォン規模の対策を出したが市場では「果たして十分だろうか」という疑問を示す。ABCPにどうして市場がこのように鋭敏に反応するのだろうか。
PFABCPは文字通りPF貸付債券を基礎資産として発行した企業手形(CP)だ。流動化専門会社(SPC)が施行会社のPF貸付債券を担保にABCPを発行すれば、証券会社は信用を補強する役割をする。信用等級が高い証券会社が「借金の保証」を立てる格好だ。