「ドル10~15%さらに上昇、韓銀もスピード感を持って利上げの決定を」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.10.21 08:45
「10~15%ほどさらにドル高が進む余地がある」。ハーバード大学のケネス・ロゴフ碩座教授が「スーパードル」のピークはまだ来ていないという見解を明らかにした。20日、世界経済研究院(IGE)が「グローバル・マクロ経済の危険と政策的示唆点:今回は本当に違うのか」をテーマに開いたウェビナーフォーラムでだ。韓国ウォンや日本円などの通貨安が当面続く可能性があるということだ。ロゴフ氏は『国家は破綻する--金融危機の800年』と『現金の呪い--紙幣をいつ廃止するか?』などの著者でも有名だ。
スーパードルの疾走をあおるのは緊縮の加速ペダルを強く踏んでいる米連邦準備制度理事会(FRB)だ。ロゴフ氏は「FRBが他の先進国よりもはるかに攻撃的に利上げを断行しているが、米国はエネルギー自給国であり原材料輸出国であることから、ロシアとウクライナ戦争の経済的衝撃が相対的に小さい」と説明した。緊縮にともなう景気低迷の衝撃が相対的に小さいということだ。