【コラム】金建希夫人とジル・バイデン夫人
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.10.20 11:38
6月17日、米ホワイトハウス「サウスローン」のヘリコプター発着場前。毎週末に自宅があるデラウェアを訪れるバイデン大統領夫妻が専用ヘリに乗るために移動中だった。囲み取材のため記者らはここでいつものようにバイデン大統領に国政懸案に関する質問を浴びせた。ロシア・ウクライナ戦争、国際原油価格上昇と関連した多少頭が痛い質問にもバイデン大統領は誠意を尽くして答えようと努めた。11月の中間選挙を控え国政支持率が落ちた状況でメディアを通じて民心を軽く盛り上げる必要があったためだ。
印象的な場面はそれからだった。遠くからこの姿を見守っていたジル夫人が近づくと、バイデン大統領に「もう行く時間になりました」と話した。その後急いで答弁を終えた夫を連れてヘリコプターに向かいメディアに了承を求める余裕を見せた。数人の記者が当惑した表情を見せたりしたがこれといった問題はなかった。むしろ米国メディアでは「夫が適当に休息を取れるようしっかりと内助した」という評価が出たりもした。