韓国検察、民主党事務所の家宅捜索に…議員の封鎖に8時間対峙の末撤収
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.10.20 11:03
韓国野党「共に民主党」党本部に対する検察の家宅捜索の試みは予告なく行われた。検察は19日午前、民主研究院のキム・ヨン副院長を逮捕したことに続き、午後3時5分ごろ検事と捜査官10人余りを派遣して汝矣島(ヨイド)民主党本部事務所8階と10階に位置した民主研究院事務室の家宅捜索を試みた。これに対して民主党国会議員と党役員は党本部に集結して建物1階の封鎖に出て、この日夜遅くまで検察との対峙状態が続いた。検察は深夜の事故の可能性などを懸念して対峙から7時間40分後の午後10時47分ごろに現場から引き上げた。
これに先立ち、民主党の金宜謙(キム・ウィギョム)報道官はこの日午後4時ごろ、対峙の真っ最中だった党事務所前の会見で「検察が第1野党事務所の家宅捜索に乗り出した。大韓民国政治史で類例のない極悪非道な形態」と批判した。検察が家宅捜索に入ろうとしてから1時間半以上も対峙を続けていた民主党は、午後5時ごろに指導部の協議を経て検察の家宅捜索には応じないという立場を出した。趙正シク(チョ・ジョンシク)民主党事務総長は「民主党事務所を押収捜査するのは支持率が24%まで落ちた尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権が政治ショーを通じて脱出口にしようとする低劣な政治行為にすぎない」と主張した。