【グローバルアイ】日本の挑戦「マイナンバーカード」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.10.18 11:50
「マイナポイントもらった?」
このごろ日本の知人らと会うと1回は聞くことになる質問だ。マイナンバーカードとは韓国の住民登録証のように日本に住む人全員に付与された固有番号を持つ身分証だ。今年末までに区役所などに申し込んでカードを作りこれを医療保険証や通帳などと連係すると最大2万円相当のポイントをもらえる。6月に日本政府が意欲的に始めたこの事業は高物価時代のせいか驚くべき効果を発揮中だ。2016年の開始から昨年9月まで20%に満たなかったマイナンバーカード交付率は2日には49%まで上がったという。
日本が巨額の予算を投じてマイナンバーカード事業を押し進めるのには理由がある。国民全体を番号で区分するシステムが構築されていないために生じたあらゆる非効率のためだ。韓国の住民登録謄本に当たる住民票を取るには住所地を管轄する役所に行かなければならないのはささいな不便だ。世界的災害である新型コロナウイルスが迫ってくると、感染者を集計するのも、ワクチンを接種するのも、災害支援金を支払う過程も難しくまた複雑だった。