【コラム】限界…親日清算より「独立」に目を向ける時=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.10.14 14:06
ヘビを保護して守るヘビの皮はヘビの限界だ。より大きくなるためには皮を脱がなければならない。皮を脱ぐことができなければ成長が止まるだけでなく死んでしまう。ヘビにとって皮はしばらくは保護膜だったが、ある瞬間には限界に達して破滅の膜となる。すべての存在の生存は結局、限界との戦いだ。限界を破って進めば生存が持続し、限界に閉じ込められれば破滅する。国や人も変わらない。成長するためにはまず限界を認識し、その限界を乗り越えることを自身の使命として奮闘しなければいけない。
限界は実際、考えの限界だ。考える人は質問し、考えがない人は返事ばかりする。「返事」が極端に退化した形態が「衛正斥邪(=正学を衛り邪学を斥ける)」だ。心は老いず、考えは老いる。返事ばかりして考えが老いれば「衛正斥邪」以外には何もできない。日常でも「コンデ」は古く老いた考えに陥って「衛正斥邪」の限界の中にいる人をいう。大韓民国はいま限界に閉じ込められ、朝鮮末の「衛正斥邪」をまた生きている。