【時視各角】国益のない韓国野党代表の「親日国防」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.10.13 10:55
こうなると思っていた。韓国野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表が7日、「韓日米訓練は極端な親日」としながら「親日国防」カードを取り出したところから全面戦争は予告されていた。李代表は「旭日旗が韓半島(朝鮮半島)に掲げられるかもしれない」(10日)、「座視できない安保自害」(11日)と言って攻勢を続けた。黙っている与党でもなかった。総出動による猛非難だった。親日論争はついにセッカル(理念)論争に拡大した。筆者が予想したように、いや、李代表が意図したシナリオ通りになったようだ。
この時局に親日論争とは。金正恩(キム・ジョンウン)が戦術核の脅迫程度を最高潮まで引き上げて、為替レート・金利・輸出の危機が迫っているのに果たして今取り上げるべきことなのか。
10日、YouTubeに出演した李代表をみると「親日フレーム」で一勝負してやろうという意志が強く感じられた。映像のタイトルが「再び旭日旗がひるがえる韓半島?」であり、開始コメントから「独島(トクド、日本名・竹島)を巡る日本の自衛隊問題」としながら怒りの導火線「独島」に触れている。予告画面には「歴史を忘れた民族に未来はない」という字幕を付けた。すべて親日拒否感を最大化しようという装置だ。しかも当日は北朝鮮が戦術核部隊の訓練を直接指揮した金正恩の様子と貯水池SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)まで公開した日だった。なのに北核に対しては一言も言及しなかった。