韓国の製造業者の70%「為替相場のため原材料価格上がり経営厳しい」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.10.11 07:56
韓国の製造業者の70%が為替相場のため原材料価格が上がり経営が厳しいと答えた。製造業の景気見通しは7-9月期より10-12月期が暗かった。産業研究院(KIET)は10日、こうした内容の製造業景気実体調査指数(BSI)調査結果を出した。製造業者1000社を対象に調査した結果だ。
「現在の経営活動に最も否定的な影響を及ぼす要因は何か」を尋ねたところ(複数回答)、最も多い70.1%がウォン安にともなう原材料費用負担を挙げた。物価上昇が49.9%、金利上昇が44.1%、新型コロナウイルス感染再拡大が38.9%などの順だった。
状況はさらに悪化している。産業研究院の調査によると、7-9月期の製造業売り上げ現況BSIは86で、4-6月期の95から9ポイント下がった。2020年7-9月期の84から2年来の低水準だ。現況BSIが100以下に急速に落ち込んでいるということは製造業の困難がそれだけ大きいという意味だ。