北朝鮮、過去初めて戦闘機150機同時出撃…空中戦力すべてかき集めて武力示威
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.10.11 06:48
北朝鮮が8日に戦闘機150機を動員して大規模な航空訓練を行っていたことが10日、確認された。この日、労働新聞など北朝鮮官営メディアによると、北朝鮮は8日に「大規模航空攻撃総合訓練」のために戦闘機150機余りを動員した。北朝鮮メディアは「史上初めて150機同時出撃」を強調したが、これは出動可能な空中戦力をすべてかき集めたものだと推定される。韓国国防白書によると、2020年12月基準で北朝鮮空軍は810機余りの戦闘機を保有しているが、機体の老朽化や制裁による部品需給問題などにより、実際の運用比率は10%に至らない状態だと評価されている。
軍当局は6日、北朝鮮軍用機12機が編隊飛行をしながら空対地射撃訓練を行ったことは公開したが、その2日後に戦闘機150機を動員した武力示威については知らせなかった。軍関係者は「(軍が設定した)特別監視では北側で行われた活動」としながら「北朝鮮軍用機の活動などすべての軍事事項は公開していない。F35Aなど優秀な戦力で偶発状況に備えるなど必要な措置が講じられた」と説明した。