休日にミサイル2発撃った北朝鮮…多層攻撃に出る場合、致命的な威嚇に
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.10.10 07:20
韓国で3連休中日である9日未明、北朝鮮が再び短距離弾道ミサイル(SRBM)2発を東海(トンへ、日本名・日本海)上に撃った。前日韓米合同演習を終えて戻る米国空母打撃群に対してだった。今回の挑発は8日に北朝鮮国防省報道官が東海の韓米合同演習に対して「わが軍隊が正当な反応(弾道ミサイル試験発射など)を見せたことに対して、いわゆる警告を送ろうとする軍事的虚勢」とし「非常に憂慮の恐れがある現事態発展に対して厳重に見ている」と明らかにしてから約15時間後のことだった。
韓国合同参謀本部によると、北朝鮮は元山(ウォンサン)の北に位置する江原道文川市(カンウォンド・ムンチョンシ)一帯から9日午前1時48分から約10分間隔でSRBM2発を東海上に発射した。韓米軍当局の探知によると、2発とも高度約90キロメートルで約350キロメートル飛翔した。最高速度はマッハ5(音速の5倍)程度だという。
専門家はこのような飛行特性に基づき、超大型ロケット砲(多連装ロケットの北朝鮮式表現)のKN-25を試験発射した可能性が高いと推定した。「北朝鮮版ATACMS(エイタクムス)」と評価されるKN-24地対地ミサイルの場合、同じ距離をさらに低い高度で飛行するのが一般的だ。