12人中10人は持病持ち、37歳で命失う…韓国ウェブトゥーンの陰(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.10.06 07:32
新人ウェブトゥーン作家のAさんは昨年初めに希少疾患の診断を受けた。10年前の手術で完治したと思っていた病気が初めての連載がスタートしてから3カ月後に再発したのだ。「手術を先送りしてはいけない」という医者の勧めに従ってAさんは結局手術の日程を決めたが、製作会社の担当者からは「休載するというと売上が落ちる」という反応が返ってきた。会社はAさんの備蓄原稿約8話を回復期間に解き、Aさんは2カ月で包帯もまだ取れないまま連載に復帰しなければならなかった。
有名作家も例外ではない。ウェブトゥーン『俺だけレベルアップな件』の作画を担当していたチャン・ソンラク(DUBU)氏は今年7月、享年37歳で亡くなった。所属事務所は持病による死亡だと明らかにしたが、作家の間からは「座って一日中絵だけを描いていた人なのに、過労のほかに別の理由があるだろうか」という声が出てきた。