帰還していた米空母「ロナルド・レーガン」、北朝鮮の挑発に東海へUターン(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.10.06 07:04
米国の原子力空母「ロナルド・レーガン(CVN76)」が5日、再び東海(トンへ、日本名・日本海)公海上に戻っている。韓米合同海上演習と韓日米対潜水艦戦演習を終えて出発して5日ぶりだ。バイデン米大統領は4日(現地時間)、岸田文雄首相と電話会談を行って北朝鮮の中距離弾道ミサイル(IRBM)発射を強く糾弾した。
ロナルド・レーガンの訓練後、韓半島(朝鮮半島)への帰還と北朝鮮の挑発に関連して、昨年1月に就任したバイデン大統領の周辺国首脳との電話会談は異例のことだ。今月4日、北朝鮮が日本列島を通過して太平洋に中距離弾道ミサイル(IRBM)を発射するなど、戦略的に挑発の度合いを高めることに対応した動きだ。「火星12」と推定される北朝鮮のIRBMは、米国の戦略基地であるグアム(約3500キロ)射程圏をはるかに超えた約4500キロを飛行した。これまで北朝鮮が発射したミサイルの中で最も遠く飛行したミサイルだった。
合同参謀本部によると、ロナルド・レーガンなど米海軍空母講習団は東海公海上に向かって移動中だ。軍関係者は「今年5月の韓米首脳会談で、米国の戦略資産をタイムリーに、かつ調整された方式で展開することで合意した」とし「追加挑発に備えて北朝鮮がミサイルを発射した当日、韓米国防相が電話会談を通じて協議し、決定した」と明らかにした。