【社説】1週間に4回の北朝鮮ミサイル挑発攻勢…与野党が声を一つにすべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.10.03 11:34
北朝鮮が1週間に短距離弾道ミサイル(SRBM)7発を4回にわたり発射した。過去にこのようなことはなかった。米空母「ロナルド・レーガン」が東海(トンヘ、日本名・日本海)で連合訓練をし、ハリス副大統領が訪韓する間、さらに一昨日の国軍の日行事が開かれた朝にもミサイルを東海上で撃った。これも前例がない挑発だ。インドやパキスタンがそうであったように「核能力を完成した国が見せる攻撃的軍事行為」(朴元坤・梨花女子大教授)という評価もある。核武力政策の法制化以降に続く北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の核脅迫が深く懸念される。
その北朝鮮に向けて政府が強い警告を送った。まず、第74回国軍の日記念式を6年ぶりに忠清南道の鶏龍台(ケリョンデ)大練兵場で、金振杓(キム・ジンピョ)国会議長ら主要人物と韓国戦争(朝鮮戦争)参戦国大使など約4600人が出席した中で開いた。文在寅(ムン・ジェイン)政権の5年間に縮小・延期した韓米連合訓練を復元した点と共に、象徴性の面でも少なからず意味がある。尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は記念演説で「北が核兵器を使用しようとすれば、韓米同盟とわが軍の決然たる圧倒的対応に直面するはず」とし、韓米「拡大抑止戦略協議体(EDSCG)」の実行力強化と同時に「行動する同盟の具現」を明らかにした。北朝鮮の核の脅威が続く限り、韓米連合訓練も強化するというメッセージだ。