半導体・鉄鋼・石油化学…韓国経済“大黒柱”まで輸出連続減少(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.10.03 07:37
他の輸出品目にも暗雲が垂れ込め始めている。先月の主要15大輸出品目のうち、10品目の輸出が昨年同期に比べて減少した。歴代最大の赤字を記録した8月は減少品目が9品目だったが、9月にはこれよりも多かった。鉄鋼の輸出は米国・中国・欧州連合(EU)など主要市場の需要鈍化と国内の台風浸水に伴う生産支障で21.1%減となる26億9000万ドルにとどまった。21カ月ぶりの減少だ。石油化学製品輸出も15.1%減少した40億7000万ドルにとどまった。需要は減少したが、供給過剰に輸出単価が下落した影響だ。この外に▼一般機械-1.5% ▼ディスプレイ-19.9% ▼無線通信機器-7.0% ▼コンピュータ-23.6% ▼バイオヘルス-4.5% ▼家電-8.2%--などが昨年同期比減少した。
輸出全体として見ると、これまで2桁を維持してきた増加率が6月からは一桁数にとどまるなど成長の勢いが鈍化する様相だ。ロシア・ウクライナ戦争の長期化と世界景気鈍化の余波だ。そのうえ、世界電気自動車(EV)市場拡大で二次電池輸出額が昨年より30.4%増えて歴代1位を達成し、石油製品(52.7%)と自動車(34.7%)輸出額が歴代9月1位の記録を更新したのがせめてもの救いだ。