プーチン予備軍動員令の波紋…韓国滞在のロシア人青年たち眠れず(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.10.02 13:22
世界市場を狙ってK-POPアイドルを育成するエンターテインメント産業にも火の粉が飛び散る兆しを見せている。20年間芸能事務所で外国人歌手候補を発掘してきたある関係者は「ロシア市場を狙ってロシアの青少年が含まれたK-POPアイドルグループを企画したが結局やめることにした。軍動員令まで出ているのにロシア出身メンバーを前に出すにはリスク負担がとても大きいという判断」と話した。彼は「大手事務所ごとにロシアや旧ソ連系の国出身の練習生を多く育ててきたが最近ではウクライナ戦争の余波でみんな保身を図る雰囲気」と伝えた。
このように韓国に滞在するロシア人の不安感が大きくなり、ビザ延長など彼らに対する人道主義的支援が至急だという声も大きくなっている。韓国政府はこれまで紛争や戦争国の国籍を持つ国内滞在外国人を対象に人道的支援対策を着実に実施してきた。ウクライナ戦争が勃発した直後の3月には韓国に居住するウクライナ人に臨時滞在ビザを発給し就業と学業活動を保障することもした。2021年にもミャンマー軍のデモ隊暴力鎮圧事態後に韓国に滞在する2万5000人のミャンマー人に臨時滞在資格を付与した。