日本、朝鮮人強制労役「佐渡金山」の世界遺産登録を再推進…推薦書提出
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.10.01 09:59
日本政府が日帝強占期の朝鮮人強制労役現場である新潟県佐渡金山の世界文化遺産暫定推薦書を29日にユネスコ(UNESCO)に提出したと、永岡桂子文部科学相が30日発表した。日本政府は暫定推薦書を仏パリにあるユネスコ世界遺産事務局に提出し、ユネスコと協議して必要事項を補完した後、来年2月1日までに正式推薦書を出す計画だ。
日本政府は2月1日に佐渡金山をユネスコ世界文化遺産として初めて推薦したが、ユネスコは日本が提出した推薦書に不備があると判断し、提出された書類に基づく審査作業を進めなかった。ユネスコは当時、佐渡金山を構成する遺跡の一つの西三川砂金山で、過去に砂金を採取する際に使用された導水路の途切れている部分に関する説明がないと指摘した。日本政府は暫定推薦書では5カ所の導水路に対する基準を満たし、ユネスコが指摘した一部の途切れている導水路がもともとつながっていた点を詳細に説明したと、共同通信は伝えた。
佐渡金山は江戸時代には金鉱として有名だったが、太平洋戦争が本格化した後には銅、鉄、亜鉛など戦争物資を確保する鉱山として主に利用された。鉱山労働は危険できついため忌避対象であり、日帝は朝鮮人を佐渡金山に大挙動員して強制労役をさせた。日本政府は佐渡金山の推薦書で対象期間を16-19世紀半ばに限定し、日帝強占期の朝鮮人強制労働を事実上排除した。