半導体不況で交易条件が歴代最悪…急激に冷え込む韓国企業の体感景気
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.09.30 14:16
韓国の交易条件が18カ月連続で悪化して史上最低を記録した。半導体など韓国主力輸出商品の価格下落が原因だ。企業の体感景気も1年7カ月ぶりに最低水準に下落した。高物価・高金利・高為替レート(ウォン安)などの「3高」危機に伴う企業の景気鈍化懸念がそれだけ大きくなったという意味だ。
韓国銀行が29日に発表した「8月の貿易指数および交易条件」によると、純商品交易条件指数は1年前に比べて10.3%下落した82.49(2015年=100)と集計された。統計を作成した1988年以降最低だ。純商品交易条件指数は昨年4月以降、毎月下落している。
純商品交易条件指数は商品1単位を輸出した代金で購入できる輸入品の量だ。先月を基準とすると、商品100個を輸出すれば82.49個購入できるという意味だ。指数が低くなるほど交易条件が悪化していることを意味する。1年前は商品91.94個を輸入することができた。輸出総額で輸入できる商品の量を示す所得交易条件も100.99(2015年=100)で1年前より5.7%落ちた。