韓国が２年連続でアジア地域で革新力量１位に選ばれた。

特許庁は２９日、国連傘下の世界知的所有権機関（ＷＩＰＯ）が発表した「２０２２年グローバル革新指数（Ｇｌｏｂａｌ　Ｉｎｎｏｖａｔｉｏｎ　Ｉｎｄｅｘ）」で韓国はＷＩＰＯ加盟国１３２カ国のうち総合６位、アジア地域では革新力量１位だった、と明らかにした。アジアで１位になったのは昨年に続いて２年連続。

今回、ＷＩＰＯは制度と人的資本、研究、企業高度化など投入部門５つ、知識技術産出など産出部門２つの計７つの分野、８１件の指標に基づいて加盟国を評価した。

今年の革新指数評価ではスイスが前年度に続いて１位で、米国、スウェーデン、英国、オランダ、韓国が後に続いた。アジアではシンガポールが７位、中国が１１位、日本が１３位だった。２０１２年に革新力量２１位だった韓国は１０余年で飛躍的な革新を遂げ、アジア最高順位に浮上した。

韓国は８１件の指標のうち特許出願など知識財産関連３件の指標を含む７件の指標で世界１位だった。１位となった指標は▼国内総生産（ＧＤＰ）比の特許出願▼ＧＤＰ比のＰＣＴ（国際特許出願）▼ＧＤＰ比のデザイン出願▼人口比の研究員▼人口比の企業研究員▼政府オンラインサービス▼電子政府オンライン参加－－など。

ＷＩＰＯによると、韓国は革新投入に対する産出部門順位が２０１９年は１３位だったが、２０年は１０位、２１年は５位、今年は４位に着実に上昇した。

特許庁は「ＷＩＰＯは韓国が革新に投入した資源を効率的に革新成果に連結していて、所得水準が似た他の国に比べて革新力量が高いという点を高く評価した」とし「今回の成果は厳しい対内外経済環境の中でも政府と企業の未来への投資、投資の無形資産創出、知識拡散などに活発につながったため」と説明した。

李仁実（イ・インシル）特許庁長は「最近のグローバル経済危機の中でも韓国が２年連続でアジアで革新力量が最も高い国と評価されたのは意味が大きい」とし「革新の結果である知識財産権を効果的に活用して保護できる制度的基盤を強化し、わが国の革新力量が経済成長に結びつくよう努力する」と述べた。