「韓国、IRA対応のため米国生産基地構築・二次電池サプライチェーン多角化を」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.09.29 14:37
米インフレ抑制法(IRA)による韓国国内自動車産業の被害が予想される状況で、米国内の電気自動車生産基盤構築を操り上げ、バッテリー原料・部品サプライチェーンを多角化すべきだという意見が出てきた。
韓国産業研究院は29日に発表した報告書「IRAによる国内産業への影響と示唆:自動車と二次電池産業を中心に」でこのように明らかにした。
米国が気候危機への対応を名分に発効したIRAは、韓国では「電気自動車補助金差別法」と呼ばれる。今年末まで北米地域で組み立てられた電気自動車に限り税額控除(補助金効果)を提供し、来年からはこれに加えて北米地域で採掘された鉱物を一定比率以上使用したバッテリーを搭載した電気自動車に限り補助金を支給するという内容だ。