スロバキア首相、ロシア発エネルギー大乱で「国家崩壊の危機に」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.09.29 10:28
スロバキア首相がロシアのウクライナ侵攻によるエネルギー大乱のせいで高騰した電気料金で「国家崩壊の危機にさらされている」と述べたとロイター通信が28日(現地時間)報じた。
これによると、スロバキアのエドゥアルド・ヘゲル首相はこの日、英フィナンシャル・タイムズ(FT)とのインタビューで「高騰するエネルギー費用で経済が崩れる恐れがある」として数十億ユーロ規模の欧州連合(EU)支援が必要だと訴えた。また、最悪の場合、自国内の電力供給を国有化せざるを得ないという立場も示した。
東欧国家スロバキアは自国内の原子力発電所で電力の半分以上を生産するが、残りの需要はロシアなどから輸入して充当してきた。ロシアが石油とガスをあまりにも安く供給してきたため、ロシア産エネルギーを使って国産電力は最大に残して輸出するやり方で利益を残してきた。