韓国大企業の景気見通しが大きく悪化、新規投資相次ぎ撤回
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.09.29 09:36
韓国経済の「成長エンジン」である大企業の景気体感度が尋常でない。大企業が萎縮すれば協力中堅・中小企業だけでなく経済生態系全般に影響が拡大する点で不安感も大きくなっている。専門家は経済ハードランディングを既定事実と診断しながらも経済主体が衝撃を最小化しなければならないと強調する。
大韓商工会議所が28日に全国の製造業者2127社を対象に景気見通し指数(BSI)を調査した結果、10-12月期のBSIは81となった。BSIが100以上なら今後の景気が良くなるという予測で、以下ならば景気が悪くなるとみているという意味だ。
今回のBSIでは大企業の景気見通しが69で中堅・中小企業の82よりはるかに悪かった。通常は事業構造と財政がしっかりしている大企業は中堅・中小企業より将来の見通しを肯定的に見る方だが、こうした傾向が崩れた。1-3月期に企業全体のBSIは95、大企業のBSIは89だったが、4-6月期には企業全体が96、大企業が93と逆転し、10-12月期には全体が81、大企業が69と格差が12ポイントに広がった。