北朝鮮、「南朝鮮」抜いて「米政策」批判…国際舞台で相互スルー?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.09.28 13:44
北朝鮮の金星(キム・ソン)国連大使が26日(現地時間)、国連総会で演説し、韓国には言及せず米国の敵対視政策に対する批判を続けた。これに先立ち尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領も20日、国連総会に出席した歴代韓国大統領では初めて北朝鮮に言及しなかった。南北が国際舞台でお互い「スルー」する姿という分析が出ている。
◆「米国のため核武力法令採択」
この日の金星大使の演説は米国を非難する発言が中心だった。金大使は「米国は、朝鮮民主主義人民共和国が米国の敵対視に抵抗して核武力政策法令まで採択せざるを得なかった過去30年間の奸悪な対朝鮮敵対視政策が今日の現実をもたらしたということを明確に知るべきだ」と主張した。8日に北朝鮮が核先制打撃を示唆する核武力政策を法制化したのは米国が原因だとし、自らの「核ドクトリン」の正当性を対外に強調しようという意図と解釈される。