安倍氏国葬の日、日本は真っ二つに割れた
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.09.28 07:05
2011年東日本大震災当時に犠牲者を追悼する歌『花が咲く』をピアノで演奏する故安倍晋三元首相の姿がスクリーンいっぱいに映し出された。27日午後、東京・日本武道館で行われた安倍氏の国葬で上映された故人の生前の映像だ。経済政策「アベノミクス」を力強く叫ぶ場面、世界各国の首脳と明るく笑っている姿など、在任期間8年8カ月間の実績を振り返る場面が続いた。
今年7月8日参議院選挙遊説途中に銃弾を受けて亡くなった安倍氏の国葬が、韓国の韓悳洙(ハン・ドクス)首相や米国のカマラ・ハリス副大統領など海外主要人物700人余りを含む4300人余りの内外賓が出席する中、厳粛に執り行われた。だが、この日都内の至るところで一日中安倍氏を追悼するために献花台を訪れた市民とは反対の考えを表明するデモ隊で混雑が起きるほど国葬は深刻な国論分裂の中で行われた。
国葬が開かれた武道館付近では早朝から弔花を手にした一般参拝客が詰めかけた。参拝客は、午前11時ごろには献花台が用意された九段下公園から近隣の地下鉄駅まで3キロメートル以上の歩行者道路をいっぱいに埋めた。