【コラム】過去5回の株価下落、為替相場のピークを峠に止まった=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.09.27 13:10
株価はいつも過去の事例を繰り返してきた。なぜそうなのかは2000年以降5回の株価ピーク後の経験が参照される。特に株価ピーク後2年間の株価推移に注目する必要がある(図参照)。グレーの部分は株価ピーク後最初の1年で、白い部分は株価ピーク2年目だ。
注目事案は株価の下落傾向期間が短い点だ。各下落過程でA~Eは株価の下落傾向が止まった時点だが、いずれも株価ピークから1年以内で株価下落が止まった。短い株価下落期間は韓国の景気循環周期が短いためだった。説明すれば韓国の景気拡張期間は1970年以降平均33カ月、収縮期間は平均20カ月だった。このように景気拡張と収縮の期間が短いため株価の傾向的な上昇・下落期間が短かったが、急速な株価下落速度のために景気収縮期間より株価下落期間が短かった。
株価下落が止まっても当時ほとんどの状況は不如意だった。株価下落が止まってからも四半期ごとの利益は騰落したためだ(企業が大きかったB除外)。しかし下げ幅が大きかったため株価が株式の価値と比べあまりに低かった。特に株価純資産倍率(PBR)が1倍以下に落ち株価が株式の最低価値を下回った。こうした点が株価下落を抑制した。その結果下落傾向を止めてからの株価は一定範囲で騰落するボックス圏株価を示す。