韓国、強制徴用財団理事長を再募集…官民協議会委員が志願
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.09.27 08:34
強制徴用問題を解決するための「並存的債務引受」の推進主体として有力視されている行政安全部傘下の日帝強制動員被害者支援財団が理事長先任手続きで内紛を経験している。財団は先月初め、役員推薦委員会(任推委)を経て理事長候補を任命権者である行政安全部長官に推薦したが、行安部が異例的に「候補追加推薦」を要求し、関連手続きが再び進められている。
財団は7月13日から2週間、新任理事長候補を募集し役員候補推薦委員会で候補選定作業に着手した。役員候補推薦委員会は、計12人の候補のうち大学教授であり強制動員関連市民団体共同代表として活動してきたAさんを単数候補に選定し、先月初め、行安部に推薦した。しかし、約1カ月後行安部は理事長任命の代わりに候補を3倍数で追加推薦するよう要求した。
役員候補推薦委員会内部では行安部の決定に疑問を提起する声が続いた。候補推薦は役員候補推薦委員会の固有の権限であるうえに、単数候補推薦も「3倍数『以内』で候補を推薦する」という内部基準に違反しないためだ。関連事情に詳しい政府関係者は「役員候補推薦委員会内部でも単一候補を推薦することに対する賛否両論があったが、結論的に委員会の議決手続きを経て推薦した候補を行政安全部が差し戻すように送り返し、追加候補募集を要求したのは通常ではない」と話した。