【コラム】インド・欧州などから外国の理工系人材を積極的に受け入れねばならない=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.09.26 11:02
今日、若者たちが理工系専攻と製造業就職を敬遠する理由は多い。学習難易度、業務強度、薄給、地方勤務、きつい組織文化など当面の困難も理工系を避ける理由だ。しかし、明るい未来が保障されれば、苦難に耐えることができるものだ。実際の問題は、若者たちが今が韓国製造業の最全盛期であり、下り坂だけが残っていると認識にある。かつてのような高度成長期はなく、縮小しつつある産業に自分の未来をかけたくないだろう。専門家やマスコミが連日騒ぐ危機論は役に立たない。若者たちに「早くこのどん底から抜け出してください!」と、青少年たちに「最初からこのどん底に入ってこないでください!」と警告する格好だ。
研究開発人材の育成は講義ではなく、研究開発活動を通じて行われる。研究開発事業の目に見えない成果が研究開発人材育成だ。半導体研究人材を育成するためには、理工系大学院の研究を支援しなければならない。ところが、この10年間、政府の半導体分野の研究支援が大幅に減った。半導体はすでに世界トップについた産業であり、民間でうまくやっている分野なので政府の支援は必要ないという論理だった。