魚も海草もすべて消えた…酸素がなくなった韓国南海のデッドゾーン「衝撃」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.09.26 09:17
今月21日、慶尚南道昌原市(キョンサンナムド・チャンウォンシ)の鎮海(チンヘ)近海。カキ養殖のためのブイがあちらこちらに浮いている海の上で、研究陣が測定装備を船の外に投げた。海中の酸素濃度を測定するためだ。
測定装備が水深17メートルの海底面に到着すると酸素濃度数値がモニター装備に表示された。1リットル当たり0.35ミリグラムで「貧酸素」基準の3ミリグラムまではるかに至らなかった。「貧酸素」とは海水に溶け込んでいる酸素濃度が不足している現象を指すが、1ミリグラム/リットル未満は酸素がほとんどない無酸素状態とみることができる。
「海中生物も水中で呼吸をして酸素を取り込んでいますが、酸素がなければ生存することはできません。このように酸素濃度が低い場合、魚は逃げていくかもしれませんが、移動が大変なカニや海底に住むウニのような低所生物は死んでしまいます」。