【進撃の韓国防産】防衛産業企業、相次ぐ輸出朗報で株価2倍に
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2022.09.24 12:33
韓国の主要防衛産業企業が最近、海外輸出で相次いで朗報を伝えている。現代ロテム・韓国航空宇宙産業(KAI)・LIGネクスワンなど上場企業は国内外の景気沈滞にもかかわらず、証券市場で投資家の選択を受けている。これら企業の株価は、現代ロテムのK2戦車、KAIのFA-50軽攻撃機、ハンファディフェンスのK9自走砲などがポーランドに大規模に輸出されることが伝えられた7月中旬から今月初めまで最高2倍近く上昇した。最近はやや停滞しているが、同じ期間のKOSPI(韓国総合株価指数)とは対照的だった。
KAIは1999年に設立され、現在、輸出入銀行を筆頭株主とする公企業性向の企業だ。政権が交代するたびに経営陣が入れ替わり、一時は粉飾決算の問題が浮上するなど紆余曲折があった。こうした中でも技術開発に没頭してきたのが最近の顕著な成果につながっている。今回輸出されるFA-50はKAIが開発した国内初、世界12番目の超音速飛行機T-50系列軽攻撃機だ。KAIは2011年、16機のT-50をインドネシアに輸出したのをはじめ、海外市場をノックしてきた。KAIの関係者は「今回のポーランド輸出は国産航空機の最初の欧州輸出事例」と意味付けした。KAIは昨年、売上高2兆5623億ウォン(約2600億円)、営業利益583億ウォンだった。