ロシア、第2次世界大戦後の初の軍動員令
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.09.22 08:31
ロシアのプーチン大統領がウクライナ侵攻以降初めて予備軍30万人を召集する「部分的軍動員令」を出した。ロシアの軍動員令は旧ソ連時代の第2次世界大戦以来となる。7カ月目に入ったウクライナ侵攻(ロシアでは「特殊軍事作戦」)の戦争拡大および長期化の懸念から、この日、ロシア株式市場の株価と貨幣ルーブルが急落し、国際原油価格は急騰した。
プーチン大統領は21日、国民向けテレビ演説で「ロシアとロシアの主権、(領土的)統合性保護のために部分的動員を推進しようという国防省と参謀本部の提案を支持する」とし「すでに大統領令に署名し、召集はきょう始まるだろう」と述べた。
ロシア国防省の発表によると、約30万人が召集対象となる。西側とウクライナ側は開戦当時、ロシア軍投入規模を19万人と推算し、現在まで死亡・負傷・脱営などによる兵力損失を8万~9万人とみている。ロシア側が約30万人を訓練して戦線に投入できる武器・弾薬・車両・宿舎・補給品供給能力があるかは未知数だ。ウクライナは戦争初期に総動員令を出し、現在約70万人の兵力を稼働している。