韓国大学の「中途脱落」学生比率 過去15年間で最高…「コロナが仮面浪人増加に影響」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.09.21 15:15
昨年の大学の「中途脱落」学生比率が2007年の情報公開以降で最も高かったことが分かった。新型コロナでオンライン授業が増えた中「仮面浪人」が増えたためという分析が出ている。
鍾路学院(塾)が大学情報公示資料を分析した結果、2021年基準で全体227の4年制大学(一般大・教大・産業大)の中途脱落生は9万7326人で、在籍学生の中途脱落率は4.9%だった。これは前年度(2020年)比0.3%ポイント増で、2007年の情報公開以降で最も高かった。中途脱落とは退学、未登録、未復学、学事警告などで大学を離脱することを意味する。
中途脱落は地方の大学だけに見られる現象でなく、ソウル所在の大学でも増えている。ソウル大は405人(1.9%)、延世大は700人(2.6%)、高麗大は866人(3.2%)が中途脱落し、いわゆる「SKY(ソウル大・延世大・高麗大)」でも過去最高の中途脱落率となった。ソウル所在の15の大学に対象を拡大しても、中途脱落率は昨年(2.9%)より高い3.1%だった。