【時視各角】保護貿易主義の本能を表した米国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.09.21 10:41
米国の「バイアメリカン」(米国製品購買)政策が韓国の国民・政府・企業を当惑させている。電気自動車バッテリーに支給する7500ドル(約1050万ウォン)の補助金支給対象から韓国産電気自動車が除外されたからだ。米国は北米産に限り補助金を支給する。米国は韓国戦争(朝鮮戦争)当時から韓国の「血盟」だ。今でも在韓米軍が安全保障を支援し、韓国は自由貿易協定(FTA)に続いてインド太平洋経済枠組み(IPEF)に加わることにし、両国の結束力を強めている。その渦中に米国が韓国に不意打ちを食らわせたのだ。
ところが米国は本来そのような国だった。米国は自国中心主義の根が深い。政治学では孤立主義という。他国のことに関与も、介入もしないのが原則だ。ただ、国益がある場合だけ例外的に関与する国際主義は、第2次世界大戦以降の例外的な状況だ。米国は欧州がナチスドイツに蹂りんされている時も対岸の火事として眺めていた。日本が真珠湾を侵攻してから応戦に出た。