共に民主党の高ミン廷（コ・ミンジョン）議員は２０日、尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領のニューヨークタイムズ（ＮＹＴ）のインタビューに対して「文在寅（ムン・ジェイン）という生徒に劣等感を感じる生徒にしか見えない」という反応を示した。

尹大統領は１８日に公開されたニューヨークタイムズとのインタビューで、文在寅政府の対北朝鮮政策を批判し、「教室で友人（北朝鮮）だけに執着する生徒のように見えた」と述べた。

すると高議員はフェイスブックを通じて「エリザベス２世女王の葬儀と国連総会の出席のために出国した尹大統領のニューヨークタイムズインタビューは目と耳を疑わせた」として「海外に出て現職国家元首が前任者を侮辱し非難するケースは初めてだ。自ら墓穴を掘るような姿にしか見えない」と話した。

また「すべての生徒はクラスを正しく率いるリーダーシップのある学級委員を期待する」とし、「わがクラスはもちろん、隣のクラスの生徒たちにも認められ信望される学級委員になりたければ、劣等感はやめてより耳を開き、より多くの出会いが必要だ」と話した。

また「現在、監査院は前政権に対して『弱みに付け込む』ような監査を進めており、国民の力はことあるごとに民主党議員と前政権関係者を告発している」とし「監査院も国民の力もいずれも前政権に対する劣等感で一丸となったのではないかと考える」と話した。

高議員は国民の力に向かっても「本来の任務をすべて検察に捧げ、尹大統領の影の役割を果たすのが政党の姿なのか。法で解決できないことを交渉して議論することが必要だから政治があるのではないか。これ以上自らの権限を放り投げないことを改めて要請する」と述べた。

また「最近、共に民主党は監査院政治介入防止法を発議した」として「民主党は『三権分立が崩れないよう立法府としての役割』を果たしていく」と伝えた。